産前産後のサポートは誰が受けて良いのか?

今回は、他県に住む友人の話を聞いて私が思ったことを記事にしたいと思います。

友人は2人目を妊娠中。

彼女は、事前に自ら情報を取りに行き、出産前から出産後にどのようなサポートが受けられるのか知識を得ていました。

元々福岡で生活していましたが、ご主人のお仕事の都合で、現在は福岡から離れた場所で生活しています。自身の親族がいる地からは離れて出産になる為、不安も大きかったと思います。

だからこそ

頼れるサポートをよく調べて、お腹の子どもの為、家族の為、自分自身の為に出来る限りの環境を整えようと奮闘していました。

妊娠発覚から早速つわりが始まりました。

子ども(上の子)がいる中でのつわりは初めての経験で、「こんなにもきついものか」と思ったそうです。

自分の体調がよくないのに加え、待ったなしの家事育児。

ご主人もお仕事がある為、いつでもサポートできるわけではありません。

 

特に育児に関しては、自分の体調に合わせて子どもが言うことを聞いてくれるわけではないので、とても困ったとのことでした。

そこで、事前に調べていた行政の「産前産後サポート」を活用することを決めたのです。

「産前産後サポート」と聞くと、出産を終えたママや赤ちゃんのケアがメインのようなイメージですが、自治体によっては、つわりで苦しい時期にもサポートを受けることが出来ます。

友人の住む地域でも、つわりで大変な時期にサポートが受けられるとの情報で、健診の際に診断書を書いてもらうことに。

そして、行政の窓口に出向いて、診断書と共に、現状を説明し、サポートの申請をしようとしたところ…

行政の窓口でのやり取りは想像とは違うものだったのです。

「出産前に利用したいってことですか?」

「つわりでどのくらい吐いています?」

「ご自身の体重はどのくらい減りましたか?」

「お仕事には行かれているんですね。」

友人は、これらの質問に対して

「自分はそこまで大変ではないのかもしれない。自分で頑張った方がいいのかも。」

サポートを申請することを辞めたのです。

ただ、私が声を大にして言いたいことは、

「妊娠、出産、そこから続く長い育児生活において、その苦労や想いは他の誰にも判断されてはいけないし、判断しようとしてはいけない」

ということです。

 

 

誰もがサポートを受けられる世の中であってほしいし、そうでなければならないと思っています。

吐いて吐いて水分が取れないほどだから大変?

体重がどんどん減っているから大変?

つわりの程度や症状、期間は本当に人それぞれです。

また、家族が仕事を休んでサポートしてくれるのか、頼れる親族や友だちが近くにいるのか、妊婦さんを取り巻く環境も様々です。

どうか自分で自分の大変さを決めないで欲しい。

そこにあるサポートはみんなが平等に受けていいサポートです。

もっと言えば、大変になる前にサポートを受けて欲しい。
「まだまだ自分でやれるかも」その状態を保つためにサポートを受けることだって正解です。

妊娠も出産もそれだけで奇跡です。どうかお腹の子の為に、家族の為に、自分の為に、誰かに頼ることを諦めないで欲しい。決断して動こうとする自分を誇りに思ってほしいです。

「私もサポート受けていいのかな?」そう思う方こそ、絶対にサポートを受けて欲しい。

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